まんまと誘導?された MOMO 🍑は体をガチガチにこわばらせながらも、
確実にラブホに向けて歩みを進めていました。
もう渋谷のラブホ街のど真ん中です。
MOMO🍑の頭の中のポジティブ単細胞生物は
いつのまにか、ヘンタイに変態していました。
《いや! まだ会って2回目だぞ!》
《いいじゃん! 2人気が合いそうだし、もっと仲良くなれそうだよ! 》
《こんな簡単にホテルに誘うなんて、尻軽ヘンタイ女だと思われるぞ》
《でも KOKE 🪴がホテルに誘導したみたいなもんだぞ! ホテルに行ってもいいと思ってるに違いない》
MOMO🍑 VSポジティブヘンタイ単細胞生物のやり取りが、 頭の中で繰り広げられました。
どのくらいの時間が経ったのか、
きっと数十秒だったけど
でも、私にはとっても長い時間に感じられました。
握ったKOKE 🪴の手を少しこちらに引き寄せながら 、
「ホテルいかない?」
と MOMO🍑 は消えそうなくらい小さな声で呟きました。
KOKE 🪴はなんて言ったんだっけっかなぁ?
たしか、短い返事だったと思います
数メートル離れたところにいる他の人たちが目の端に入りました。
あの人たちは、女2人がラブホの前で手を繋いでいるところを見て、なにか思ったかもしれません。
なにも思わなかったかもしれません。
でも、そんなことは全く分からないのです。
MOMO🍑が知りたいのはKOKE🪴のことだけなのです
KOKE🪴のことをもっと知りたい
とにかく、 つまり、 2人はラブホテルに行くことになったのです。
私がヘンタイなんじゃないよ。
KOKE🪴 が策士なのと、 MOMO🍑の頭の中にいた変な虫のせいなんだよ😗笑
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